きみ越しの世界

Princessやってます。

夏の岸くんは数億倍かっこいい

夏です。サマステです。行ってきましたよ。

平野・Prince・天才・松松 公演。

 

初っ端から飛ばしまくりで、当たり前にかっこいいジャニーズJr.の皆様。素晴らしいです。とにかく岸くんが見たい!という思いで行ったサマステだったけれど、平野くんも天才も松松もとにかくかっこいいし、良いところがたくさんあって、ずーっと楽しめたから書いておきます。自分のためにも、文章に残しておく。

 

平野くんは、昨年クリエAからキンプリと大変お世話になったし、その前からまいジャニを見てたから、天然キャラは周知の事実。でも、昨年見てきた中でもステージでの才能は凄まじいもので、天然発言さえも全て計算し尽くされた上でのものでは…?と疑いたくなるものがあった。あとは、やっぱりダンスが上手。ダンスやってたんだっけかな。キレイというか、ダンスだけで魅せてきた人の踊りだなって思う。あと、平野くんの歌が好き。SHARKでも思ったけど、ちょっとハスキーな声がたまらなくすき。平野くんが歌う山Pの曲がすき。

天才は、正直興味なくて、名前は知ってるけど…って感じだった。でも、最初の登場から松松とガシガシ踊っていて、すごいアイドル!って印象を受けた。ぶっちゃけPrince追っていると、ダンスに力入れてますっていう様子はなくて、だんだんフリーな部分が増えてる感じがあったから、天才の全部揃えて連携プレーのパフォーマンスが素敵だった。りんねくんは昨年のサマステぶりだったけど、本高くんと村木くんは久々に見て、この人たちアクロバットできたのか…って。本高くんイケメン俳優みたいな顔だし、村木くんは谷村くん並みのクセの強いキャラで面白くて。天才は沼だ。

松松は言わずと知れたシンメで、でも松倉くんがSHOCKに行ってた間、げんげんも力をつけていて、シンメ再結成の力強さを感じた。もともとダンスのうまい二人だったけど、またうまくなったしアピールもうまくなった。前は楽しく踊ってますって感じだったけれど、グイグイ前に出ようとする様子があった。松松が強いな、と思ったのは天才・松松の「村木ママのおはロック」。幼稚園児みたいなスモックと黄色の帽子で現れた二人にはかわいい以外の形容詞は似合わない。「マヨチュチュ」でキス顔するげんげんちょーーーーーかわいかったっす。

HiHi Jetsさん。じぇっつさん見たかったんです。はしみずしかわからねぇ!と思いつつも見たかったんです。何を隠そう昨年チーム覇愛を拗らせて、はしみず見るたびかわいいなぁ、でも高校生になってちょっとかっこいいなぁなんて思っていたものだから。瑞稀は本当に弟にしたいし産みたいし、なんて良い子!歌も上手いしまさにできジュってやつ。はしもっちゃんはかっこよくなった。本当かっこいい。意識的にかっこよくいようとしているはしもっちゃんがかっこいい。そういう点では、瑞稀よりはしもっちゃんのほうがアイドルっぽい。瑞稀はもっと前に出たい!という気持ち出して欲しいなぁ(誰)

Prince!大好きPrinceちゃん。無条件に好きなんだけど、彼らの良さはやっぱり仲の良さだと思う。私、仲の良いグループ大好きだから。じぐいわのラブラブが目立つけど、そこに割って入れるのは岸くんだけだと思うし、じぐいわの間に岸くんが入ると二人が岸くんをいじり始めるのも三人らしさが出ていると思う。決してガツガツしていなくて、男らしい感じではないけれど、三人のほんわか仲良し男子っていうのが好き。

岸優太くん。お待たせしました。岸レポ入ります。岸くんは存在がファンサなんだけど、本当夏の岸くんは数億倍かっこいいんだよ。いつもはかわいいのに、もちろんかっこよさもあるんだけど。Princeにはダンスは求めてないんだけど、岸くんのダンスは力強さがあって好き。演技派の岸くんだからこその表現としてのダンス。ダンスがメインではなくて、感情とか歌詞とか曲の世界観を伝える手段としてのダンス。だから、岸くんには舞台にたくさん立って欲しいんだよなぁ。JWも楽しみ。あと、歌声もすき。Princeは三人ともあま〜い歌声なんだけど、岸くんの包み込むような…包容力のある歌声。新曲「Prince Princess」の歌い出しもたまらなく優しい。さすが名前に優しいって字がつくだけあるわぁ。岸くんについては考え始めると最終的には大の字に寝転んで「あー好き!」ってなるくらい言葉にできない。あ、最後に岸くんの煽り「っシャ!っシャ!っシャーぁ!」っていうのが、笑っちゃうけど結構好き。

 

あと、二回サマステは残っているけれど、そのあとは健人くんのソロもあるし、JWもあるし、まだまだ岸くんとの夏・秋は終わらない!

夏は本当に岸くんを輝かせてくれる季節だなぁ。「あー好き!」(大の字)

岸優太と過ごす夏 2016

今年もこの季節がきた。

岸優太くんが好む季節。

コンサートがたくさん開催される季節。

 

楽しみすぎてどうしたらいいのだろうか?と、そわそわし出した7月20日。岸優太くんがPONに出演。

「仕事だよ!」と怒りながらも、しっかり録画して、それでも待ちきれずにTLの画像、動画で確認した。

岸くん美しすぎませんか?

これ、TL見た私の感想。

いや、前々から知ってたんです。岸くんが綺麗な顔してる、とか。かっこいい、とか。クシャッとした笑顔はかわいい、とか。知ってたんですよ。でも、美しいって言葉が一番に来たのは私の中では初めてで、動揺。そんなこんなで、こんなに美しい岸くんに会えるって、この夏もジャニヲタやめられないよね☆むしろ沼にどんどんはまってるよね☆っていう、変なテンションになってエントリーした次第。

 

あっと言う間にサマーステーションが始まったわけですが、私の初日はおよそ一週間後。しかも今回、自分の名義が大活躍して良い場所に行けそうだから、美しい岸くんを肉眼で見れるのだと思ったら、ワクワクが止まらない。

 

そして、実は先週くらいからサマーステーションが楽しみすぎて、グッズのプレ販売に行ってきた。テレ朝夏祭りの初日に、一人で、行ってきました六本木!本当、ジャニヲタになって一人でどこでも行けちゃうから、これはまずい。

真夜中のプリンスのグッズがほしくて、全部揃えてきた。そして、キングのペンライトが可愛すぎて(そして、ライトの色的にPrince担も必要では?と思い)買ってしまった。いい買い物したなぁ。(言い聞かせ)

 

勢い付いて、JWも博多・大阪行っちゃうつもりだし、いい加減頭おかしいのは重々承知なんだけど、もう無理!行きます!後悔はしたくないから!いっきまーす!

まずは、サマステ!今年の夏も岸優太くんと最高に熱い夏にすることを誓います!

#もし私がソロコンをしたら

くだらないことっていくらでも考えられますよね。

ってことで、ジャニーズJr.でも、ましてやデビュー組でもないただのヲタクの私がもしソロコンをしたら…というくだらないことを一生懸命考えてみました。

すっごい暇な人は読んでみてください。

 

セトリ

UMP Hey!Say!JUMPのデビュー曲。最初の「ららら〜」で上か下から登場したい。そして煽りたい。「お前ら盛り上がる準備はできてるか!?」って言いたい。

CANDY Sexy Zone 中島健人先輩のソロ曲。思いっきりかわいいアイドル曲とC&Rで会場とひとつに!間奏には最高に甘い言葉を囁きたい。

チャンカパーナ NEWS第2のデビュー曲。みんなで振り付け踊って、「チャンカパーナーーー」ってしたい。

 

夢物語 前奏で挨拶だな。

「今日は来てくれてありがとうー!最後まで楽しんでいこうぜーぃ!」

Venus

Ho!サマー

タキツバで盛り上がる。簡単な手振りだからジャニヲタなら大抵できる。

MCでは、「みんなタキツバ曲の手振り完璧だったよね。天才じゃない?てか、みんなJr.経験あるの?」って話題にしたい。

 

Shower gate 究極にオシャレなダンスナンバーだと思ってる。

Hello! 菊池風磨ソロ曲。ダンスも曲調も好みだから、やりたいだけ。

抱いてセニョリータ Helloがフェードアウトしたところに「デレレレーン ッテッテテーレ デレレレーン!」ってイントロがほしい。そして、イントロドン並みに反応して叫ぶジャニヲタ。

Ride With Me セニョリータで盛り上がったところにあのイントロ。「らいどぅみ らいどぅみ」して身も心もホットに!

Sexy Honey Bunny! ダンスナンバーは体力のある前半のうちに。みんなで「Sexy!」って言おう。

 

MCコーナー

 

虹 ピアノの弾き語り。うっとり聴いてほしい。

雨傘 TOKIOさん。かっこいい曲です。この曲のピアノが大好きだから、弾いちゃおうか。

Life ヒートアップしてきたところで関ジャニ。声高らかに歌いあげたい。

棚からぼた餅 かっこよくバンドコーナーがおわったと思いきや、ここからふざけ倒す。

3.14… WESTのやつ。多分歌詞覚えられずにふんふん言ってると思う。

Darkness この曲で岸だぁくねすとコラボしたい(突然の自担登場) 会場の爆笑を掻っ攫う予定。最後は暗転。

 

「ラストスパート盛り上がっていこうぜーぃ!」

Finally Over セリフ後すぐに「イッツ ファイナーリ オーバー」ってかっこよく入る。30秒前までふざけ倒していたのが嘘みたいにかっこつけたい。

Summer time 爽やかに歌い踊る。

Love so sweet 花男は私たちの青春だから。入れずにはいられない。会場の同世代が湧く。

僕らの街 小田和正さんありがとう。中学生のときいい曲すぎて泣きました。しっとりと歌いあげます。

「今日は本当にありがとうございました。今日という日の思い出を胸にこれからも、この道をひたすらに歩き続けていきます。みんなの応援に背中を押され、ここまで来ることができました。これからは、みんなが頑張ろうと思える力の源になれるようにアイドルとして輝き続けられるように頑張ります。いつまでも今日のことは忘れられません。

みんな、ありがとう。大好きだよ。」

とか挨拶しちゃう。

 

アンコール

「みんなーまだ騒げるのかー??もっと騒ぎたいのかー??」とかなんとか言って1番騒ぎたい人が登場。

Make my day 黒崎くんの曲。バックに付いてるJr.の顎クイを片っ端からする。みんな顎クイする。「俺を好きになれ!」って歌詞いい。

勇気100% もちろんfeat.岸ではない。勇100はジャニーズの校歌だから。

 

 

本当はもっといっぱい好きな曲も歌いたい曲もあるから、書ききれない。でも、緩急とかも考えつつこんなセトリを考えました。

いろんなヲタクがこれをやったら面白いのに。

 

 

 

 

 

 

 

ジャニーズ銀座2016

今年もお邪魔してまいりました。ジャニーズ銀座。F公演に無事入ることができ、安心安心。クリアファイルも無事手に入れることができました。

 
今年は岩橋玄樹神宮寺勇太、岸優太の3人での公演。Princeとしての単独公演に期待しかしていなかった。少クラでも3人でいろいろな曲を披露していたから、その曲をやるんだろうな〜と思いつつも、ソロはどんな曲?ユニットみたいなのはあるのかな?とか、いろいろワクワクしていた。
Jr.が付くとはいえ、3人がメインの公演。会場のファンも3人のうちの誰かがお目当なわけで、案の定隣は岸優太くんを応援する方。そしてその周りを固めるピンクのライト。岩橋担!でも、ファンサとかを求めるような席でもなかったので、高みの見物のつもりで会場入り。
 
Princeちゃん3人の勝つんだWinで始まった公演は、なんだか最初から強かった。最強にかっこよかった。以下、気に入ったパフォーマンスを記録。
 
少クラで披露した時から好きでした。(告白)
なんか、集まってわちゃわちゃしてるのがたまらなくPrinceちゃんで。
 
ノーマターマター
お久しぶりです。人数減りましたね。でも、久しぶりに聴いたら体が勝手に動きます。楽しいです。
 
青天の霹靂
かっこいい!最後の3人の掛け合いも良い!3人とも歌が上達したなぁ。とふと思った一曲。
 
 
 Back fire
 少クラで一目見た時からかっこいいと思ってました!(告白その2)
少クラのロングジャケットの衣装も好きだったけど、クリエのドクロが付いたKAT-TUNですって感じの衣装もかっこよかった。ドクロ嫌だけど。
 
マイガールフレンド
2番大好きだから、歌い出しで「2番んんんん!!!」って仰け反るくらいには興奮した。2番歌おうと提案した人、握手してください。
 
JW
突然のジャニーズワールド。ノイナとLGTEは懐かしいがすぎる。ノイナのC&Rは相変わらず楽しくて、今からジャニーズフューチャーワールドに思いを馳せるしかない。
 
ちびJr.が可愛すぎて笑いが止まらなかった。
 
安心の神宮寺×TOKIO。歌い尽くされたTOKIOの名曲を激甘ボイスの神宮寺くんが大人ぶって歌うの超萌えた。ねぇ、君は愛の続きを ねぇ、誰としてる?
 
てぃれけつ
バカ。神宮寺ソロの後になぜ!?でも超好きだよ。そういうところ大好きだよ。って思いながら「アイッ!」って掛け声してたら、リコーダー吹き出して爆笑するしかなかった。岸くん大好きすぎたし、岩橋くんが振り切ってて笑った。
 
Beat line
ビトラ!!!JUMPコンで死ぬほど聴いた!!!元担がスネアソロ叩き続けた!!!JUMPコンではあんなに割愛で。と思っていたのにPrinceちゃんがやるとテンションうなぎのぼりで自分に笑うしかなかった。神宮寺くんのスネアソロかっこいいし、岸岩のアクロバットもかっこいいし、私の知ってるビトラじゃない!私が飽き飽きしていたビトラじゃない!!
 
 
そして私が入った公演はすとんず兄さんとキングの皆さんが見学に来ていた。本編も終盤、ふと見学席を見るとからっぽ。これは…出てきてしまうのか…と少し残念な気持ちになったが、ステージですとんず兄さんと絡むPrinceちゃんすごいかわいい。樹くんとか北斗くんとか岸くんのこと大好きだろ?めっちゃ「岸ぃ!岸ぃ!」って言ってた。
 
アンコール
サマーステーション
アンコールの幕が上がるとそこにはMr.King vs Mr.Princeがいた。アンコールはPrinceコールしていたのに、出てきたのはキンプリだった。
昨年の夏を共にしたMr.Kingが、私服のKingが、MCで寝坊をネタにされてた長岡こと永瀬くんもちゃんといた。女優帽かぶってた。
声にならない叫びとなって こみあげるこの気持ちはなんだろう 『春に』谷川俊太郎
まさにこんな気持ちだった。
Prince単独公演なのにという気持ち半分。
あの夏を共にした盟友が…という気持ち半分。
嬉しいし、悲しい。
この気持ちはなんだろう
ただ、ここで気づいたのは
私、昨年の夏でKingのことこんなに好きになったんだ。
私、キンプリのこと結構好きだったんだ。
この2点。
嬉しかった。楽しかった。体が勝手に踊りだした。歌いだした。あの夏がフラッシュバックしてきた。
ああ、いい夏だった。
 
勇気100%
ジャニーズの校歌。
激しく「それな!!!」
毎度おなじみなのになんて素敵な曲なんだ。勇100好きすぎて仕事でももじって使ってます。お世話になってます。
 
 
と、こんなところで感想の殴り書き。
とにかく楽しくて楽しくて楽しい現場でした。
 
 
*ところで少クラで披露した勇気100% feat.岸笑いを堪えることは難しかった。最初のテンポ丸無視のボイパでもうおちた。この夏、どこかでモノホンが見られることを期待。
 

ピンクとグレー

2016年1月9日。中島裕翔の初出演初主演映画『ピンクとグレー』が公開された。
諸事情で初日は観に行くことができなかったが、11日には観に行くことができた。そんな前に観ておきながらこんな時期まで文字に起こさなかったのは、やはりピングレの良さを潰すようなネタバレはしてはいけないと思ったからだ。

幼いころからいつも3人だった。ごっち、りばちゃん、さりー。ごっちが俳優として階段を駆け上る中、親友のりばちゃんはごっちを意識するばかりに何事もうまくいかずに苛立つ。何も努力せずに運とセンスで芸能界のトップに立つように見える親友に羨望や妬み、単純にすごいとも思う。様々な思いの末に仲違いをするが、同窓会を機にまるで昔のように意気投合。今夜も飲もうと別れ、約束通りごっちの家に行くとそこには変わり果てたごっちが…
青春映画だ。幼馴染として友情や恋、夢、挫折など描かれる3人の関係は脆く美しい。りばちゃんに感情移入しながら進む前半は羨ましいほど爽やかな青春映画だ。

カットがかかると、そこにはりばちゃんしかいない。ごっちの死後、りばちゃんはごっちの生涯を本にした。そしてその本は大ヒット、りばちゃんは一躍時の人となる。ごっちのことを話してほしいとテレビや雑誌のオファーが殺到しりばちゃんが書いたごっちの本は映画化する。その主演を演じていたのがごっちだった。
有名になりたかった。ごっちの言う通り「代わって」もらうと、その立場はあまりにもりばちゃんに合わないものだった。どこに行ってもごっちの話を求められ、映画の出演者たちに翻弄され、親友「ごっち」はどんな人物だったのかさえわからなくなる。
死のう、とごっちと同じように首をつろうとするが、死に直面すると死にたくないと思うりばちゃんがいた。
「しょーもな!」ごっちからもらったライターをごっちのポスターに向けて投げるりばちゃんはそう叫んだ。
親友「ごっち」のことは何でもわかっているつもりだったりばちゃん。ずっと一緒だった親友は自分と同じだと、投影してしまうりばちゃん。
類は友を呼ぶ という言葉があるが、同じような能力で集まることは多いのかもしれない。それは一緒にいて安心するからなのかもしれないと思った。同じように時を過ごす友達が同じようなテストの点数だと安心する。「ちょっとテスト期間に遊びすぎたしこんなもんだよね」って。それが突然トップスター。しかも自分は売れない俳優どころかエキストラ。りばちゃんは不憫でならないが、多くの人が共感するのはごっちではなくりばちゃんだろう。「いいな。すごいな。ずるいな。」思うばかりで努力はしない。がんばるのは、ガムシャラになるのは、どこかかっこ悪い。
ごっちは「やらないなんてない」と何でも頑張って挑戦する。
りばちゃんは流されてやってみるけれど、上手くいかないならやらない。
ごっちは死を選んだけれど、りばちゃんは生を選んだ。
どんなに一緒にいたって人は誰かになることはできない。「俺は何者だ?」劇中でごっちが言うセリフだ。「俺は俺」。相手を理解しているつもりになっても、実際100%理解することはできない。
りばちゃんはごっちをわかったつもりになって、ごっちになりたがって、自分を見失ってたのだと思う。りばちゃんはりばちゃんなのに。


前半でりばちゃん演じるごっちを、後半でりばちゃんを演じたのは中島裕翔くんだ。彼にも同じような経験があり、何度だって言うがこの役はまるで山田と中島のようだ、と言われた。
エリートJr.だった裕翔くんがデビューしてからセンターを外され仕事も激減するという話は多くのジャニーズファンが言ってきたことだし、最近は本人さえも言っている。
センターにこだわっていた中島裕翔くんが、グループの中に自分の居場所を見つけ、自分らしくグループにいる方法を見つけた。その様はまるでピンクとグレー。本人も共感しやすかったと言うように、演じながら感じることもたくさんあったのだろうと思う。

「しょーもな!」
私は私だ。どんなにがんばっても顔はこのままだし、体型だってそう変わらない。性格も、能力も。他の人と比べればいくらでも欠点はある。それでも私は私として生きていく。
当たり前だけれど、それが個性であって他と比べるなんて「しょーもな!」いことなのだと。勇気をもらった。

日劇中にも登場した渋谷、宮下公園や歩道橋の近くにあるヒューマントラストシネマ渋谷で最後の『ピンクとグレー』鑑賞してきた。改めて素敵な作品で裕翔くんが映画デビューしてくれて本当によかった。

梶くんの言いなりになりたい

二番煎じも良いところのタイトルで失礼します。映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」を観てきました。

昨年放送された二夜連続ドラマでは、少女漫画らしい壁ドンや顎クイなどの胸キュン?動作満載で笑っちゃうくらい非現実的さに笑いがこみ上げた。今回の映画でも本質的なものはドラマと変わらずだったが、エロキュンと宣伝している通り「え!!!!??」となるシーンも多かった。親友である黒悪魔と白王子が主人公をめぐりバチバチしている。恋愛と友情の板ばさみになっている。主人公も二人に翻弄されながらも友情に悩む。そんな青春味溢れる作品の中、画面に映るだけで笑いが起こる人物がいた。
梶くん(岸優太)だ。
梶くんは黒悪魔に助けられたことから黒崎信者となり、まるで恋するかのように黒崎くんを慕う。まるで舎弟。まるでわんこ。ドラマでも衝撃のキスシーンを目撃し声を上げるというシーン他に登場。恋愛モノの中で彼だけはコメディーを演じている。シリアスな場面もある映画では、揺れ動く他の役者さんの中で空気がさっぱり読めない梶くんの言動は観客の気持ちを落ち着かせた。

日舞台挨拶で主人公を演じた小松菜奈さんが「黒か白か、はたまた梶くんか」と誰派に分かれるのか…というようなことを言っていた。もちろん王子様として学園のアイドルになるのは黒・白のような人たちだ。でも、たまらなく梶くんのような人を好きになる人は少なくないと思う。まっすぐで、ひたむきで、まさに愛されキャラとは彼のような人を言うのだと。
今回、撮影中から梶はハマリ役という話だった。梶か岸か、というほど私たちがよく知る岸優太に近い人物がそこにいた。当たり前だが、本質が近いとはいえ、岸くんは梶くんという人物をきちんと演じている。自分に近い人間を演じるのは、まったく違うイメージの人間を演じるより難しいのではないかと思う。自分であって自分ではない。岸くんに近いがスクリーンに映っているのは間違いなく梶くんだった。

そんな梶くんが愛おしくて仕方ない。岸くんが演じたから黒崎くんを観に行き、梶くんに注目したのはもちろんのことだが、私はもともと梶くんみたいなキャラが好きだ。メインの人間関係には入ってこないけれど、いつもメインキャラの周りをうろうろしていてクスッと笑わせてくれる。

舞台挨拶で岸くんがキャストの間で可愛がられているのは、様々なレポを読ませてもらって知った。彼の愛され力はここでも健在であった。岸くんにとって特別な作品となったこの映画は、確かに各方面のファンの皆様に岸優太を存在付けたし、私のような岸くんを目的に観た人には満足感を与えた。

ああ、

梶くんの言いなりになりたい。


あと2回は観たいなぁ。

誰か越しの世界

昨年ジャニオタもすなる担降りというものをしてみたわけだが、世界はどんどん変わっている。拙いながらもここに書き留めておこうと思う。

中島裕翔くん越しの世界

中島裕翔くんを担当としていた頃、Hey!Say!JUMPが全てだった。寝ても覚めてもHey!Say!JUMPだった。
やまゆと、ゆとゆり、やぶゆと…裕翔くんと誰かの組み合わせは全部好きだし、裕翔くんといればみんな好きだった。
裕翔くんが好きだから、裕翔くんが好きなHey!Say!JUMPはみんな好きだった。
最初は裕翔くんが好きで、そこから他のメンバーの名前や詳細プロフィールを知っていった。知れば知るほど好きになっていった。
今でもHey!Say!JUMPはみんな好きだし、よく知っているから思い入れだってある。
裕翔くんだけだった世界が裕翔くん越しに見ることでHey!Say!JUMPに広がった。

岸優太くん越しの世界

現在は専ら岸優太くん越しの世界を楽しんでいる最中である。
岸優太くんと言えば、ジャニーズJr.であり、現在はprinceとして神宮寺勇太くん、岩橋玄樹くんと一緒に活動している。その前はキンプリ、名前こそ曖昧だが、セクボなどと括られて活動していた。
ジャニーズJr.については明るくなかった私だが、岸優太くん越しに世界を見るようになりたくさんのものが見えてきた。
一緒に活動していた阿部顕嵐くん、宮近海斗くんからTravisJapanを知った。
SHOCKからふぉ〜ゆ〜を知った。諸星翔希くん、岸孝良くん、野澤祐樹くんにも興味をもった。
お兄ちゃん、ガチャでたくさんのJr.を知った。
そこで知った人たちはなぜか他人に思えず、ついつい追ってしまう。間違いなく世界は広くなった。

好きと担当は違う

裕翔くんが好きだった時、Hey!Say!JUMPでは知念くんが大好きだった。裕翔くんよりかわいいと思ったし、特別好きだとも思った。でも、担降りはしなかった。
今でも知念くんが大好きだし、特別な感情がある。でも、それはどんなにかわいいと好きだと思っても担当になり得ない大好きだ。
不思議だった。明確にこういうことで知念侑李でなく中島裕翔担当なんだ!とは説明出来ない。でも、私は中島裕翔くん担当だったのだ。

同じことが岸くんにも言える。
神宮寺くんがどうしようもなく好きだと思ったことがある。でも、それは神宮寺くんに担降りしたいのではなく、岸くん越しに見た神宮寺くんがとんでもなく魅力的だったからで、岸くんというフィルターを失って神宮寺勇太くんを見た時、きっと私は100%で神宮寺くんを好きとは言えない。
最近は宮近くんにとても魅力を感じているが、それはやはり岸くん越しに見ているからで、宮近くん単体が目の前に立っていても、「宮近くんだ。」と思うだけだろう。

誰か越しの世界は美しく、どんどん広がっていく。それは彼自身、ここでいう裕翔くんや岸くんが世界を広げ、人脈を広げているからであり、それを私は疑似体験しながら彼自身を理解しようとしているのだろう。
彼にはなれないから、彼にとってこの人はこの場所はこの仕事は…と、想像することしか出来ない。
わかり得ることは絶対にないけれど、それでも尚、私は岸優太越しの世界をもう少し見ていたいと願う。