きみ越しの世界

Princessやってます。

大雨の先に光を見た話

タイトル頭いっちゃっててすみませんね。

いきものがかりのライブに行ったよってだけの話なんですよ。ってことで本編。

 

超いきものまつり2016 地元でSHOW!!

〜海老名でしょー!!!〜

行ってきました。海老名!まさかあんなへんぴな場所に連れて行かれるとは思わなかった。デビュー10周年を迎えた記念に地元凱旋ライブを行うことになったいきものがかり。ご縁があって、参加させていただくことになったのだけれど!今回、小田急線との企画でロマンスカー貸切で新宿ー海老名間ノンストップで行けるというものがあり、抽選だったのが見事当たり(ジャニのチケは当たらないのにね)、それに乗って海老名に向かった訳ですよ。車内でもいきものがかりの3人のアナウンスが流れて、すごいテンション上がった。一緒に行った高校時代の友人と毎日いきもの聴いてたよねって話しながら、じゃがりこ食べたの。あっという間の車内だった。

 

海老名に到着。残念ながらロマンスカーは外れてしまった友人たちと合流しランチ。そして悲劇はここから始まる。雨なのは前日からわかっていて、カッパやタオルやビニールやらはバッチリ準備してあった。でも、期待の斜め上をいく強い雨に私たちはどうすることも出来ず終い。さらには事前に会場までのバス往復券を購入していたにもかかわらず、先に述べたようにへんぴな場所に向かうバスは激混みで長蛇の列。何回折り返すんだよ!と生まれも育ちも関東の私がツッコんでしまうくらいには並んだ。ディズニーの乗り物とか比じゃない。何ならファストパスはもってたんだぜ?ファストパスの発行数が間違ってるんだな。お足元が最高に悪い中、開演に間に合わねぇ!とドキドキしながら何とかバスに乗って会場へ。並んでいたときにすでに足はビショビショで踏みしめるごとに靴のクッションがギュッてなるし、靴下が足に張り付く。最低だった。

 

会場に到着。やっと!やっと!と思い開演時刻15分前に座席の引き換え列(高額転売防止のため座席は当日わかる)に並ぼうとした私たち。そう、並ぼうとした。並べなかったのだ。並ぼうとしたら、会場から出た。住宅地を横目に歩き、高速道路の高架下を歩き、何故か地下道を通り線路の向こう側へ。やっと最後尾に辿りついた。…15分前やで!???2度目のツッコみ。開演時間になっても流石に始まる様子はなく、前座というか前説というかの男性の声がした。遠すぎて聞こえなかったが、市長の挨拶もあったらしい。そんなこんなで、どうか始まらないでくれと願いつつ、列は少しずつ進んで行った。やっと会場の公園が見えた頃、「ありがとう〜って伝えたーくてー」ついに始まってしまった。切ない気持ちの中で、友人たちと「ありがとうでよかったよね」と言って(ポジティブ)歩き続けた。公園内に入ったところで次の曲になった。もはや私たち楽しくなっちゃってる。こんな経験ないよ!!!っていうテンション(ポジティブ)だった。

 

やっとの思いで会場入りして、自席に向かう。椅子はあるけど雨だし、平らだし、男性ファンもたくさんいるし、当たり前に視界は最悪だけどすっごい楽しかった。なんせ、セットリストが最強でまるで私たちの青春に寄り添うかのような懐かしい曲たちばかりだった。高校時代にいきもののコピーバンドしてたんだけど、コピーした曲を結構やってくれて高まった。

 

兎にも角にも10周年。節目の年に地元に凱旋できる喜びを嬉々として語るいきものがかりの3人が眩しかった。結成からデビュー10周年までを振り返る中で、それこそ今話題の解散の危機もあったって話も交えながら歴史を辿り、節目節目の曲を聴いて、今まで見てきたライブの表情とやっぱり違うな〜とか思うと、10周年って大きいな、と。雨の降りしきる中、周りに何もない運動公園で行われる野外ライブ。雨が強すぎて私の席からはいきものがかりは小爪よりも小さい。雨で霞んで見えない。それでも、真っ暗のステージに白い光がパッと強く放ち、光の中に雨が降りしきる。どんなステージ演出よりも感動的、ロマンティックで思わず息を飲んだ。この3人はまだまだ歩き続けていく。そして、本人たちが言うように3人はいつの間にか3人だけではなく、一緒に歩いてくれる仲間を見つけた。それは、スタッフでありバンドメンバーでありファンであった。

 

最高の気分で終わったライブであったが、ここで感慨にふけ明かすには悪条件にも程がある。私たちは現実に生きている。そう、帰らねばならない。帰りもバスが激混みだったので、海老名駅まで歩いた。終電ないよ!って言いながら。あまりに疲れてグリーン車乗って、何とか家に着いた。踏んだり蹴ったりにも程があるライブだったが、本当に楽しかった。これだけ書いて最後は「楽しかった。」で申し訳ないが、めっちゃくちゃ楽しかったです!!!!